オメガの音叉時計です。 音叉時計とは、機械式時計からクォーツ時計が出回るまでの短期間に音叉を利用して駆動する時計として作られたものです。 音叉時計は従来の機械式時計よりも精度が高く、日差±2秒という正確さを誇りました。 その後1970年代のクォーツショックにより、音叉時計はクォーツに取って代わられた経緯があります。 音叉時計の中には小さな音叉が組み込まれ、コイルに電圧をかけることで音叉が振動し、1秒間に360振動という、機械式では得られない振動数で高精度を誇っていました。 音叉時計の特徴として、機械式時計はカチカチという音が聞こえるのに対し、音叉時計はキュイーンという独特の動作音が聞こえます。また、秒針は機械式、クォーツ時計では見られない流れるようなスイープ運針となり、これらは音叉時計だけの特徴となります。 オメガの時計の中でも、絶対数が少ないオメガの音叉時計の中です。 個人的な主観となりますが、竜頭操作、デイトも正常作動しており、1970年台の物としては良いコンディションだと思います。 社外品の新品ベルトを取り付けています。 ガラスに傷は見受けられません。 ケース外径約37.5mm(リューズ含まず) 厚み約10mm、ラグ幅20mm。 あくまでもアンティーク時計となりますので、ケースには使用に伴う小傷があります。神経質な方、新品同様の品質をお考えの方の購入は控えて頂きますようお願い致します。 即購入歓迎します。